漏電・感電

漏電

漏電は、電線や電気機器内部における故障や欠陥、湿気や水気による絶縁不良が原因で、感電や火災事故を引き起こします。キュービクルを備えるような高圧で電気を使う事業所では漏電が大きな事故につながるため、電気主任技術者による点検が義務付けられています。


[漏電による感電・火災事故を防ぐには]
電気機器と地中に埋めたアース極をアース線で結ぶ接地工事が有効です。

アースは漏れた電流を、アース線を通じて地中へ流す仕組みです。 電気機器にアース接地を施しておくことで、漏電が発生した際、漏れた電流の大部分はアース線を通って大地(地面)へ流れます。

そのため、万一、漏電している機器に人体が触れても感電のショックを小さくできるのです。

※湿気の多い場所や水気のある場所で使用する電気機器や電圧の高い器具はアースを取り付ける必要があります。また、アース工事は電気主任技術者が行う必要があります。詳細は当社へお問い合わせください。

[漏電遮断器(漏電ブレーカー)]
漏電遮断器は、電気機器の電源回路に取り付けておくことで、電線や電気機器から漏電が発生した場合、瞬時に電気を自動遮断します。アースと組み合わせることで、漏電による感電や火災事故を防ぐ効果が高まります。

感電

手が濡れている、汗をかいている状態で電気機器を操作するのは危険です。電気抵抗が小さくなり電流が通りやすく、漏電によって感電する場合があります。

    [対策]
  • ・事業場で使用中の電気機器には大抵の場合、アース線が取り付けられています。
  • ・日頃からアース線がしっかりと地面へ向けて設置させているか確認しましょう。

【ショックは電流の大きさに比例します!】 ショックは電流の大きさに比例します

クレーン作業などを行う際、高圧電線(架空電路)への接触には十分注意が必要です。感電事故や地域一帯の停電事故につながります。事業場内で電気工事を実施する際は、電気主任技術者へご相談ください。


【お願い】
停電を含む事故が発生した際は、お客さまのご契約番号、発生時刻、停電範囲など状況を具体的にお伝えいただけますようお願いいたします。また、事故が発生した場合には所轄の産業保安監督部への報告義務があります。

\お気軽にご相談ください/

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