24時間監視主装置 ES SYSTEM (ESシステム)

日本テクノが独自に開発した「ES SYSTEM(ESシステム)」は、高圧受変電設備(キュービクル)に設置する主装置で、キュービクルの稼働状況を24時間監視します。全停電のほか、瞬時電圧低下、漏電、トランス温度などの電気事故につながる異常を検知し、登録いただいたお客さまの連絡先へ自動音声でお知らせします。
またES SYSTEMは、電力会社が提供する電子式電力計と連動し、電気料金を決定するデマンド値や使用電力量を計測する機能も持ち合わせています。(詳しくは電気の運用改善へ)

主装置ES SYSTEM(ESシステム)の監視機能について

◇全停電監視

全停電監視機能は、高圧受変電設備の停電を検出し、当社の監視センターへ自動通報。ご指定の連絡先にお知らせするとともに、設備担当の電気管理技術者が迅速に応動します。
1件の停電事故が、同じ地区の500~1000件にまで波及してしまうことがあります。自社および周辺施設への損害を最小限にとどめるため、24時間・365日監視しています。

◇瞬時電圧低下監視

瞬時電圧低下とは、突発的に電圧が低下(0.07~0.2秒程度)する現象です。電圧が低下することで製品の品質にばらつきが生じ、納期が遅延したり、データが消失したりするなど、多大な損害をもたらすことがあります。瞬時電圧低下監視機能は、入力電圧が80Vに低下した状態で0.03秒継続した場合に作動し、素早くお客さまにお知らせすることで、機器停止による納期の遅れや業務への支障を軽減します。

◇漏電監視

漏電とは、電線や電気設備の絶縁不良により、電気がほかに漏えいする現象です。放置していると、漏電火災や感電事故など重大な事故につながる可能性があります。漏電監視機能は、高圧受変電設備の絶縁状況を常に見守り、設定値を超過した場合、監視センターと担当技術者へ自動通報。人の目では確認できない漏電を正しく検知します。

◇トランス温度監視

トランス(変圧器)は電気の使いすぎやトランスオイル(絶縁油)の劣化などで、温度異常を起こす場合があり、異常が頻発すると、高圧受変電設備全体の故障や事故につながります。トランス温度監視機能は、過去のデータをもとにトランス温度の監視し、異常があれば監視センターと担当技術者に自動通報。トランスの交換時期の目安がわかり、高圧受変電設備の故障や事故を未然に防ぎます。

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